明るい未来のために、今から準備をしよう

　日本経済は、人口の減少が続く一方、生産性の向上は低率となっているため、潜在成長率は改善が進んでいません。このままの推移が続くと、日本経済は競争力が落ち、円の価値は低下する可能性があります。いまは、円高に苦しむことが多いのですが、将来は円安に悩まさせる可能性があります。インフレに苦しみ、生活水準が低下するかもしれません。

　国の成長力は、人口の増加と生産性の向上に依存しますが、人口面からの成長は望めません。将来を予測することは、難しいのですが、唯一、未来予測ができるのは人口です。現在の出生率や死亡率、人口構成を考慮すると日本の人口は、２０５０年には９，５１５万人まで減少します。人口漸減が続くことで、日本人を取り巻く生活環境は一層厳しさを増すことも考えられます。一方、考えもしなかったような人口知能の発達や、技術革新で人類の想像を超える生産性の向上が進むかもしれません。したがって、確実に将来を予測することは困難です。

　ただ、ある程度の対策は可能です。こうしたことに気づき準備を始めた方が、勝ち組になるのでしょう。